参戦者の皆さん、こんにちは!

参戦者の皆さまに競技場についてさらに深くご理解いただくために、不定期ではありますがデータを公開しています。
また開発チームのバランス調整に対する意見も述べさせていただきます。今回は【シーズン1】の関連データを見ていきましょう!

◎ 陣営勝率

顔なき聖者のシーズン途中バランス調整の関係もあり、シーズンを2つに分けて紹介します。
また、参戦者全体(全陣営をアンロックした参戦者のみ)と、トップ(上位1%、陣営スコア約1300以上)の2種類に分けています。

理想的な範囲は引き分けを除いた勝率が45~55%であり、48~52%を「均衡」、45~48%を「弱め」、52~55% を「強め」, 45%以下を「過度に弱い」, 55% 以上を「過度に強い」としています。

顔なき聖者調整前 → 顔なき聖者調整後

  • 共和国(全体):48.71% 均衡 → 49.64% 均衡

  • 共和国(トップ):45.73% 弱め → 49.02% 均衡

  • 異種(全体):50.80% 均衡 → 51.51% 均衡

  • 異種(トップ):55.18% 過度に強い → 51.67% 均衡

  • 獣族(全体):36.83% 過度に弱い → 43.57% 過度に弱い

  • 獣族(トップ):47.20% 弱め → 50.81% 均衡

  • 帝国(全体):62.63% 過度に強い → 55.72% 過度に強い

  • 帝国(トップ):52.97% 強め → 48.64% 均衡

顔なき聖者の調整前には獣族の弱さと帝国の強さが顕著に表れています。 これがシーズン途中調整を行った理由であり、調整後の結果も予測通り帝国の勝率が低下し、 顔なき聖者に対抗するのが難しい獣族の勝率が戻りました。

また獣族で注目すべきは、「全体」と「トップ」では勝率に差があることです。
原因は多数あると考えられますが、カードのコレクション、上達の難易度、レベル、操作等による影響と考えています。

トップだけ見ると、シーズン後半では獣族の勝率が第2位です。

それでもシーズン終わりに獣族を強化する原因は以下の3つです。

  1. トップを考慮せずにみると、獣族の弱さが顕著である。
  2. 参戦者から寄せられる意見では獣族の弱さが指摘されている。
  3. 使用率をみると、トップの獣族使用率が最低である。

ここで各陣営の使用率について補足します。

  • (全体)共和国 > 帝国 > 獣族 > 異種
  • (トップ)共和国 > 異種 > 帝国 > 獣族

バランス調整の決定はシーズン終了間際では間に合わないため、実際にはバランスチームがシーズン途中の短い期間で分析判断し、試験案でテストを実施しています。
これもシーズン途中バランス調整を避けなければいけないわけではない理由の一つです。

新シーズンではエデンの新カードが登場しますが、全ての参戦者が新カードを入手できるわけではありません。
新カードのレベル等を懸念し、現在ある獣族の専属カードをわずかに強化し、トップ以外の獣族のパフォーマンスを改善したいと考えています。

シーズン1の変更と、新カード導入後のバランス影響を観察し、シーズン2のバランス調整の参考資料とします。

◎ 陣営対抗優劣

多くの参戦者の方から、陣営間の対抗の優劣関係に関するご質問が届いていますので、ご紹介させていただきます。
勝率の差が 0~2 % を「均衡」、2~5% を「僅かに優勢/僅かに劣勢」、5~8% を「優勢/劣勢」、8% 以上を「過度に優勢/過度に劣勢」としています。統計資料はシーズン1後半のデータです。

  • 共和国(全体):異種(僅かに劣勢)/獣族(均衡)/帝国(均衡)

  • 共和国(トップ):異種(均衡)/獣族(劣勢)/帝国(劣勢)

  • 異種(全体):共和国(僅かに優勢)/獣族(均衡)/帝国(僅かに劣勢)

  • 異種(トップ):共和国(均衡)/獣族(優勢)/帝国(過度に優勢)

  • 獣族(全体):共和国(均衡)/異種(均衡)/帝国(劣勢)

  • 獣族(トップ):共和国(優勢)/異種(劣勢)/帝国(均衡)

  • 帝国(全体):共和国(均衡)/異種(僅かに優勢)/獣族(優勢)

  • 帝国(トップ):共和国(優勢)/異種(過度に劣勢)/獣族(均衡)

上記で述べた獣族の強化方針について、獣族の範囲ダメージを強化して異種に対抗できるようにします。
そこでダイナゲロとサラマンダ―を強化し、異種の使用率が高いマゴットクイーンとエネルギーメカソルジャーを下方修正します。

帝国に関して、トップでは異種に対して「過度に劣勢」となっていますが、帝国の全体の勝率が「過度に強い」となっているうえ、帝国に新カードが追加されるため、帝国専属カードには調整を行わないこととしました。
新カード導入後のデータ変化を元に、調整の必要性の可否について再度検討いたします。

◎ 引き分け率

理想的な引き分け率は10%以下です、現在全体の参戦者データでは3~8%となっており、異種陣営が最高です。
トップの引き分け率は11~18%となっており、帝国陣営が最高です。

現段階ではトップの引き分け率が高くなっています。 今後バランス調整を行う際や新カードをデザインする際に、引き分け率を下げることを目標の一つにしてまいります。

◎ ぜひフィードバックをお送りください!

開発チームは均衡の皆様からのご感想をお待ちしております。
データ分析とバランス調整には多くの考慮点があり全てをお話しすることはできません。

開発チームは参戦者の皆様の意見を重視しています。ぜひ各種SNS等であなたのご意見をお書きください。